山羊座7度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A veiled prophet of power

ベールで顔をおおった、力ある預言者。

人の本音を見抜いて、一人ひとりを生かすカリスマ参謀

キーワード

「主導(SUPREMACY):人の本音を見抜いて、君はみんなの力を成果へまとめられる」

「洞察力」「カリスマ」「影響力」「統率力」「神秘性」「プロデュース力」

目指す方向性

  • 人の言葉だけでなく、その裏にある気持ちまで聞きとること。
  • チームの一人ひとりが、何のためにがんばっているかを知っておくこと。
  • 表に出る役より、全体を組み立てる役で力を発揮すること。
  • プロデュース、人事、コンサルティングなど、人を生かす仕事を育てること。
  • 大事な判断の前には、信頼できる人の意見で自分の見立てを確かめること。

シンボルを読む

人の本音を見抜く洞察力

7度のキーワードは「主導」。
この度数の人は、人が本当は何を望んでいるのかを見抜く、鋭い洞察力を持っています。
言葉にされていない気持ちまで、君には届いているんです。

山羊座は、地のサインの活動宮。
地は形あるものを築く力、活動宮はその築き方を自分で決める力のことです。
この度数では、その力が「人を生かす」方向へ向かいます。

場面の預言者は、ベールで顔をおおっています。
顔が見えないのに、人はその言葉に耳をかたむける。
表に出すぎない人ほど、深い影響力を持つことがあるんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

劇場の舞台裏。
初日を三日後にひかえて、稽古場の空気はぴりぴりしていました。
主役はセリフが入らず、脇役たちは不満顔。
演出家の女性は、怒鳴るかわりに、ひとりずつ廊下に呼んで話を聞きます。
主役には「本当は、この役がこわいのね」。
脇役には「あなたの場面を、もう少し長くするね」。
次の日の稽古では、同じ台本なのに、舞台がまるで別物になっていました。

人を責めるより、人の動機を見つける。
この度数の人は、一人ひとりの持ち味を、ひとつの成果へ組み立てられるんです。

みんなの力をまとめる統率力

この度数の人は、命令より理解で人を動かします。
「この人は自分をわかってくれている」と感じた人は、自分から力を出すものです。

土星が得意なのは、骨組みを組むこと。
その土星の星座にいるこの度数の人も、一人ひとりの力をどこに置けばいちばん生きるかを考えられます。
全体の設計図を描くのが得意なんです。
プロデュース力って、人の才能を成果という形に変える力のことなんですよね。

静かににじむカリスマ

この度数の人には、どこか神秘的な雰囲気があります。
多くを語らないのに、いつのまにか中心にいる。
それが、君のカリスマです。

ただ、人の心がよく見える分、見えた気になってしまうこともあります。
うわさや第一印象に引っぱられて、本物とにせものを取りちがえる。
迷ったときは、その人が実際にしてきたことを見てください。
行動は、ベールの向こうの顔を、いちばん正直に教えてくれます。

君の洞察力は、人を生かすときにいちばん光ります。

ちょっとだけクセ

友だちの「平気だよ」を聞くと、声の調子で平気じゃないとわかってしまう。
ドラマを見ていると、最初の十分で黒幕の見当がついている。
人の心の動きに、それだけ敏感でいられるのが君の持ち味です。

顔をベールでおおったままでも、預言者の言葉には、人がつい耳をすませてしまうんです。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋