獅子座10度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

Early morning dew

夜明けの草におりた、朝露。

心のリセットボタンを自分で押せる、いつまでもみずみずしい若返りの名人

キーワード

「再生(REJUVENATION):何度でも、朝みたいに新しくなれる」

「若返り」「リセット」「回復力」「新鮮さ」「清らかさ」「浄化」

目指す方向性

  • 疲れた日は早く寝て、朝の時間を大事にすること。
  • 季節ごと、年ごとに、暮らしや目標を見直すこと。
  • 苦しい時期にも、自分をととのえる習慣を手放さないこと。
  • 人を元気づける、回復や癒しに関わる仕事を育てること。
  • 自分の中にある力を、ときどき思い出して確かめること。

シンボルを読む

何度でも新しくなれる再生の力

10度のキーワードは「再生」。
この度数の人は、何度でも、朝のように新しくなれる力を持っています。
つらいことがあっても、また顔を上げる力を持っているんです。

獅子座は、火のサインの固定宮。
火は生きるエネルギーそのもの、固定宮はそれを絶やさず燃やし続ける力のことです。
1度で生まれた熱は、9度までに外へ広がり、形になってきました。
10度は、その熱がいったんまっさらに戻るところ。
つまりは、次へ進む前に、心と体をみずみずしく整える度数なんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

都会の古いアパートの屋上。
夜勤を終えた看護師の青年が、階段をのぼってきました。
長い夜でした。
頭の中では、まだ呼び出しの音が鳴っています。
屋上のすみのプランターでは、ミントの葉に小さなしずくがのっていました。
指でそっとふれると、ひんやりして、ミントの香りが立ちのぼる。
彼はしばらく、明るくなっていく空をながめていました。
階段をおりるころには、足どりがすっかり軽くなっていました。

くたくたの朝でも、コーヒーを一杯飲むと顔つきが変わる。

この度数の人は、しんどい時間のあとでも、自分のペースで、またみずみずしい自分に戻れるんです。

リセットして立ち直る回復力

この度数の人は、回復力の持ち主です。
心のリセットボタンを、自分で押せるんです。

朝露は、夜のあいだの冷えから生まれます。
暗くて冷たい時間があったから、朝の草はあんなに光るんですよね。
この度数の人も、しんどい時間を、次の新鮮さに変えていけます。

いつでも、まっさらな気持ちで始めたい人なんです。
「切り替えが早いね」は、君への最高のほめ言葉。
引きずらずに次へ進めるのは、君の才能です。

ときには、「明日やろう」が続いて、自分の力を忘れてしまう日もあるかもしれません。
そんな日は、朝いちばんに窓を開けてみてください。
新しい空気を吸うと、君の中の力がまた動きだします。

いつまでも若々しい新鮮さ

この度数の人は、いつまでも若々しさを持ち続けられる人です。
見た目の話だけでなく、心の新鮮さのことです。

何度でも初心に戻れるから、学ぶことを楽しめる。
新しい人にも、新しい場所にも、まっさらな気持ちで向き合える。
その清らかさが、まわりの人の心までみずみずしくしていくんです。

獅子座の最初の10度は、ここでひと区切り。
熱をいったん澄ませて、次の舞台へ向かっていきます。

ちょっとだけクセ

朝の散歩やシャワーのあと、急にやる気が戻ってくる。
「明日やろう」が三日続いて、手帳の予定がそっと引っ越している。
それでも窓を開ければ、また動きだせるのが君です。

夜明けの草に、しずくが光っている。
今日の君も、朝露みたいに新しいですよ。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋