獅子座9度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

Glass blowers

ガラス職人たちが、息を吹きこんでガラスを形にしている。

毎日の暮らしを手ぎわよく美しく整える、センスと根気のつくり手

キーワード

「器用(DEFTNESS):毎日の暮らしを、君の手が美しく形にする」

「職人技」「根気」「創造性」「繊細さ」「センス」「ものづくり」

目指す方向性

  • 手を動かして何かを作る時間を、暮らしの中に持つこと。
  • 自分のセンスを信じて、身のまわりを整えること。
  • ものづくりや手仕事の技術を、仕事として磨いていくこと。
  • 失敗した作品も、次の形の材料として取っておくこと。
  • 道具を大事にして、長く使えるものを選ぶこと。

シンボルを読む

息を吹きこんで形にする職人技

9度のキーワードは「器用」。
この度数の人は、毎日の暮らしを、自分の手で美しく形にしていける職人技を持っています。
料理でも、仕事の資料でも、君の手を通ると、なぜかきれいに仕上がるんです。

獅子座は、火のサインの固定宮。
火はものをとかして形を変える力、固定宮はできた形をていねいに保つ力のことです。
8度で理想を語った人が、9度では、それを手で形にしはじめます。
熱を「作品」に変えていく度数なんですよね。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

川沿いの古いガラス工房。
炉の前で、職人たちが長い吹き竿を回しています。
真っ赤にとけたガラスに、そっと息を吹きこむと、少しずつふくらんでいく。
強すぎれば割れ、弱すぎれば形にならない。
いちばん若い見習いの青年は、何度も失敗しながら、息の加減を体で覚えていきました。
ある朝、彼の手から、光を通す青いグラスが生まれました。
親方は何も言わず、それを店のいちばん前の棚に置きました。

この度数の人は、暮らしの中の何でもない作業を、ていねいな作品に変えられるんです。

根気よく仕上げる繊細さ

この度数の人は、繊細な感覚の持ち主です。
ちょっとした加減のちがいに、ちゃんと気づけます。

ガラスは、熱いうちに形を決めないと固まってしまいます。
だから職人には、集中力と根気がいるんです。
この度数の人も、ここぞという時間に、ぐっと集中できる人なんですよね。

細かいところまで手を抜かないのが、君のやり方です。
そのこだわりが、そのまま君のセンスになっていきます。

ときには、思いどおりに見せたくて、見たものを少し盛って伝えたくなる日もあるかもしれません。
そんな日は、ありのままの素材を思い出してみてください。
素材を生かしたときの君の作品は、すきとおるようにきれいですよ。

暮らしに溶けこむ創造性

この度数の人の創造性は、毎日の暮らしの中で光ります。
お弁当の彩り、部屋に飾る花、メールの一文。
どれも、君の手にかかれば小さな作品になるんです。

毎日の小さな場面に、自分らしい工夫をすっと足せる。
それが、この度数の人の器用さです。

ものづくりを仕事にする人も、そうでない人も。
君の手が生み出すものは、誰かの毎日をちょっと明るくしていきます。

ちょっとだけクセ

百円ショップで材料を買って、気づけば半日なにか作っている。
旅行の写真は、加工しているうちに本物の景色よりきれいになっている。
手を動かしている時間が、君にとってのごほうびなんです。

炉の前で、そっと息を吹きこむガラス職人たち。
君の手からも、毎日なにかが美しく生まれています。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋