獅子座8度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A Bolshevik propagandist

ボリシェビキ(ロシア革命の党)の宣伝係が、声を張り上げている。

描いた未来を言葉にして、人の心を動かすビジョンの語り手

キーワード

「感化(LEAVEN):君のひと言が、まわりを内側から変えていく」

「ビジョン」「発信力」「改革」「説得力」「理想」「伝える力」

目指す方向性

  • 自分が本当に望む未来を、言葉にして書き出すこと。
  • 思いを伝える場を、自分から持つこと。
  • 発信、講座、文章など、言葉で人を動かす仕事を育てること。
  • 反対するときは、代わりのアイデアもいっしょに出すこと。
  • 変えたい場所では、自分から先に変わってみせること。

シンボルを読む

未来を描いて語るビジョン

8度のキーワードは「感化」。
この度数の人は、自分の描いた未来を語って、人の心を内側から変えていく力を持っています。
君の話を聞いたあと、人は少しだけ、ちがう景色を見るようになるんです。

獅子座は、火のサインの固定宮。
火は理想を燃やす力、固定宮はその理想を長くかかげ続ける力のことです。
7度で心の地図を持った人が、8度では、それを人に向かって語りはじめます。
つまりは、自分の中の確信が、発信力に変わる度数なんです。

場面の「ボリシェビキ」は、ロシア革命のころの党の名前。
その宣伝係は、新しい世の中を夢見て、人前で声を張り上げていました。
この度数が表しているのは、政治というより「理想を語る熱」のほうなんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

小さな町の集会所。
古い公園をどうするかの話し合いで、みんなが文句ばかり言っていました。
そこで、若い女性が立ち上がります。
「ここを、子どももお年寄りも座れる庭にしませんか」
彼女は、自分で描いた絵を広げて見せました。
はじめは腕を組んでいた人たちが、ひとり、またひとりと身を乗り出していきます。
次の春、公園には、町のみんなで植えた花が咲いていました。

一枚の絵で人の心をつかんだ彼女みたいに、この度数の人は、ビジョンを言葉にして、人を動かすことができるんです。

言葉で人を変える説得力

この度数の人は、伝える力の持ち主です。
大きな声より、ずっと覚えていてもらえる言葉を選ぶのが得意です。

キーワードの「LEAVEN」は、英語でパン生地をふくらませるパン種のこと。
少しのパン種が、生地全体をふっくら変えていきます。
この度数の人のひと言も、まわりを内側から変えていくんです。

言いたいことは、ちゃんと言いたいですよね。
少し熱が入りすぎるくらいで、ちょうどいい。
その熱があるから、君の話は、あとになって何度も思い出されるんです。

ときには、気になるところばかり目について、ついぼやきたくなる日もあるかもしれません。
そんな日は、「じゃあ、どうなったらいい?」と自分に聞いてみてください。
不満の裏には、いつも君の理想がかくれています。

理想をかかげて変える改革の力

この度数の人は、今あるものを「もっと良くできる」と思える人です。
その思いが、改革の力になります。

大事なのは、ひとりで叫ぶより、仲間といっしょに変えていくこと。
君が語った未来に誰かが共感し、また誰かが加わる。
そうやって、理想は少しずつ現実になっていきます。

伝える力は、使うほど育っていくもの。
君の言葉を待っている人は、思っているよりたくさんいるんです。

ちょっとだけクセ

好きな映画の話になると、あらすじから演出まで熱弁してしまう。
お店の不便なところに気づくと、頭の中で改善案を考えはじめている。
世界をもっと良くしたい気持ちが、あふれて止まらない人なんです。

人の前で、まっすぐに声を張り上げる宣伝係。
君の言葉も、誰かの明日を少しずつ変えていきます。

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