獅子座4度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

Man formally dressed and a deer with its horns folded

正装した男の人と、角をたたんだ鹿。

立ち姿だけで場の空気を明るくする、品格と人望のあるリーダー

キーワード

「士気(MORALE):君の立ち姿が、まわりの気持ちを明るく上げる」

「品格」「信頼」「人望」「統率力」「気品」「自尊心」

目指す方向性

  • 人前に出るときは、身だしなみと立ち居ふるまいを整えること。
  • 場の空気が沈んでいたら、自分から明るい声をかけること。
  • 目上の人にも年下の人にも、同じ敬意で接すること。
  • チームの士気を上げる役割を、仕事の強みにすること。
  • 自分を大事に扱い、安売りしないこと。

シンボルを読む

立ち姿で場を明るくする力

4度のキーワードは「士気」。
この度数の人は、そこに立っているだけで、まわりの気持ちを明るく持ち上げる力を持っています。
「この人がいるなら、がんばれそう」と思わせるんです。

獅子座は、火のサインの固定宮。
火は人を照らす明るさ、固定宮はその明るさを変わらず保つ安定のことです。
3度で自分を新しくした人が、4度では、その自分で人の前に立ちます。
自分の輝きを、みんなの元気に変えていく度数なんですよね。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

森のそばの古い館。
冬の夜、大切な集まりが開かれることになりました。
でも吹雪で到着が遅れ、客たちはみんな不安そうな顔をしています。
そこへ、正装した館の主人が、階段をゆっくり降りてきました。
「ようこそ。暖炉の火は、朝まで絶やしませんよ」
その落ち着いた声に、広間の空気がやわらいでいきました。
窓の外では、一頭の鹿が、雪の中から静かにこちらを見ていました。

館の主人がそうだったように、そこにいるだけで、場の空気が引きしまって、しかも明るくなる。

この度数の人は、自分の立ち姿で、まわりの士気を上げることができるんです。

ふるまいからにじむ品格

この度数の人は、品格を持っています。
それは、服の値段より、ふるまいからにじみ出てくるものです。
ていねいなあいさつ、落ち着いた話し方、約束を守る姿勢。
その積み重ねがあるから、一度もらった信頼が、なかなか崩れないんです。

獅子座は、王さまの星座とも呼ばれます。
この度数の王さまは、みんなの顔色まで気づかえる王さま。

胸を張って堂々としているのが、いちばん君らしい。
君の背すじが伸びていると、まわりの背すじも自然と伸びていくんです。

ときには、ほめられたくて、自分の気持ちより人の反応を優先してしまう日もあるかもしれません。
そんな日は、「自分はどうしたい?」に戻ってみてください。
人の目より、自分の誇りで立っているときの君が、いちばん美しいんです。

力をおさめて人を率いる統率力

場面の鹿は、角をたたんでいます。
角は、本来は戦うための力。
それをたたんでいるのは、力を持ちながら、むやみに使わずにいられる強さの表れです。

この度数の人も同じ。
押しの強さで人を動かすより、信頼で人がついてくる。
それが、この度数の人の統率力です。

君がリーダーになると、人は「この人のためなら」と、自分から動きはじめます。
自尊心を大事にしている人は、人の自尊心も大事にできる。
だから、君のまわりには人望が集まっていくんですよね。

ちょっとだけクセ

近所に出かけるだけでも、鏡の前で前髪を直してから家を出る。
写真を撮られるときは、無意識にいちばんいい角度を探している。
いつでも「ちゃんとした自分」でいたい、誇り高さのあらわれです。

吹雪の夜、階段を降りてくる正装の主人と、雪の中の静かな鹿。
君の立ち姿も、誰かの心をそっと温めていますよ。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋