天秤座8度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A blazing fireplace in a deserted home

誰もいない家で、暖炉の火があかあかと燃えている。

人と場所のぬくもりを守り、必要な力を集めて動かす頼れる大黒柱

キーワード

「守護(GUARDIANSHIP):君は、人と場所のぬくもりを守り続ける人」

「責任感」「ぬくもり」「引き受ける力」「包容力」「動員力」「居場所づくり」

目指す方向性

  • 人が安心して帰ってこられる場所を、自分の手でつくること。
  • 大事な役目は、途中で投げ出さずに引き受けること。
  • 目標のために、人や物や情報を集めて動かすこと。
  • 地域、コミュニティ、チームなど、場を運営する仕事を育てること。
  • 疲れきる前に休みをとって、自分の元気を取り戻すこと。

シンボルを読む

ぬくもりを守り続ける責任感

8度のキーワードは「守護」。
この度数の人は、人と場所のぬくもりを、いつまでも守り続ける責任感を持っています。
誰も見ていないところでも、やるべきことをちゃんとやっているんです。

天秤座は、風のサインの活動宮。
風は人を呼び寄せる力、活動宮は自分から場をつくりはじめる力のことです。
7度で暮らしを守った人が、8度では、みんなが集まれる場所を用意します。
自分の家を、人の居場所に広げていく度数なんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

雪の深い村はずれの一軒家。
家の人たちは町へ出ていて、しばらく留守にしています。
それでも近所の女性が、毎日かかさず暖炉に火を入れに来ていました。
ある吹雪の夜、道に迷った旅の一家が、その窓の明かりを見つけてたどり着きます。
女性はすぐに村じゅうに声をかけ、毛布とスープを集めました。
朝には、留守の家の中に笑い声がひびいていました。

火を守ることと、人を呼び集めること。
あの女性は、その両方をあたりまえのようにやってのけました。

この度数の人は、目に見えないところで場を守り、いざというときに人を動かせるんです。

人と物を集めて動かす力

この度数の人には、すぐれた動員力があります。
何かを実現したいとき、誰に頼めばいいか、何が必要かが、ぱっとわかる。

天秤座は、人と人とのつながりを大事にする星座。
ふだんから結んできた関係が、いざというときの力になるんです。

「あの人が声をかけるなら」と、人が集まってくる。
それは、君が長いあいだ、変わらずに火を守ってきたからです。

守る役目が長く続くと、「もういいか」と手をはなしたくなるのも自然なこと。
ほったらかしてしまう前に、「手伝って」とひと声かけましょう。
火は、みんなで守るほど長く燃えるんです。

誰でもくつろげる居場所づくり

この度数の人の包容力は、場所の空気にあらわれます。
君がいる部屋は、なぜかあたたかい。
初めての人も、肩の力をぬいていられるんです。

居場所づくりは、特別な建物がなくてもできます。
いつもの席、いつもの声、いつもの明かり。
それが、誰かにとっての帰る場所になっていきます。

この度数の人が引き受けているのは、目の前の用事だけではありません。
人が安心して帰ってこられる場所そのものを、引き受けているんですよね。

ちょっとだけクセ

人の居場所はていねいに整えるのに、自分の部屋の観葉植物には水をやり忘れる。
張りきって引き受けた係を、ある日ふっと「もういいかな」と思ってしまう。
燃えるときは全力だから、ひと休みの時間も必要なんです。

誰もいない家で、あかあかと燃え続ける暖炉の火。
君のぬくもりも、帰ってくる誰かを待っています。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋