魚座1度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A public market

にぎやかな市場。

いろんな人の思いをまとめて、みんなの得に変える天性の商売人

キーワード

「商い(COMMERCE):いろんな人の思いを、君はみんなの得になる形にまとめられる」

「交流」「にぎわい」「調整力」「持ちつ持たれつ」「交換」「活気」

目指す方向性

  • 自分の得と相手の得が重なるところを、いつも探すこと。
  • 人が集まる場所に、自分から出かけていくこと。
  • 売る、つなぐ、紹介するなど、人と人のあいだに立つ仕事を選ぶこと。
  • 意見がぶつかったら、どちらも持ち帰れる答えを用意すること。
  • もらった恩は、別の誰かに回していくこと。

シンボルを読む

ぶつかる思いをまとめる調整力

1度のキーワードは「商い」。
この度数の人は、いろんな人の思いを、みんなの得になる形にまとめる力を持っています。
売りたい人と買いたい人、急ぎたい人とゆっくりしたい人。
そのまん中に立って、話をまとめられるんです。

魚座は、水のサインの柔軟宮。
水は人の気持ちを感じとる共感、柔軟宮は相手に合わせて形を変えられるしなやかさのことです。
そして魚座は、12星座のいちばん最後の星座。
これまでの11星座が経験してきたことが、ぜんぶ流れこんでくる場所なんですよね。
1度は、その大きな海の入口。
最初に広がっているのが、いろんな人が行き交う市場なんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

石畳の広場の朝市。
チーズ屋と花屋が、いちばん日当たりのいい場所をめぐって、朝から言い合いをしていました。
そこへ、となりで果物を売る女の人が声をかけます。
「チーズは日かげのほうが傷まないし、花は日なたのほうが映えるでしょう?」
二人は顔を見合わせて、黙って場所を入れかえました。
その日、どちらの店も、昼すぎには品物が売りきれていました。

言い合いの中にも、両方が笑える答えがちゃんとある。
この度数の人は、それを見つけるのが得意なんです。

人が集まる場所で輝く活気

この度数の人は、にぎわいの中でこそ元気になります。
人の声、品物のやりとり、ちょっとした雑談。
そういう活気が、君の力をどんどん引き出していくんです。

魚座を守る星のひとつは、広げる星の木星。
木星には、人や物を広く行き来させて、豊かさをふくらませるはたらきがあります。
君が人と人をつなぐたびに、まわりの豊かさも少しずつ大きくなっていく。

おしゃべりしながら、いつのまにか話がまとまっている。
それが、この度数の人の商いのやり方です。

持ちつ持たれつを育てる交流

この度数の人は、「持ちつ持たれつ」を大事にできる人です。
自分だけがもうかる話には、あまり心が動きません。
相手も喜んでいる顔を見て、はじめて「いい取引だった」と思えるんです。

目の前の取引に夢中になると、市場全体のことがすっぽり抜け落ちることもあります。
そう気づいたら、広場をぐるりと見わたしてみて。
君の調整力は、全体が見えているときにいちばん生きてきます。

ちょっとだけクセ

市場や商店街に行くと、買うつもりのない店の人とも話しこんでいる。
フリマアプリで値下げをお願いされると、ついおまけまでつけてしまう。
人と何かを交換する時間そのものが、好きでたまらないんですね。

朝の市場に、呼びこみの声と笑い声が行き交う。
そのにぎわいのまん中に、君の居場所があります。

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