魚座12度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

An examination of initiates

入門した人たちが、試験を受けている。

ここぞの場面で期待に応え、次の段へのぼっていく伸び盛りの挑戦者

キーワード

「資格(QUALIFICATION):大事な場面ごとに、君はみんなの期待に自然と応えられる」

「試練」「成長」「準備」「ふさわしさ」「一歩上へ」「認められる力」

目指す方向性

  • 新しい場面に、いつもの自分のまま飛びこむこと。
  • まわりの期待を、自分を伸ばすきっかけにすること。
  • 試される場面を、次の世界への入口として楽しむこと。
  • できるようになったことを、自分でちゃんと認めること。
  • 一段上がったら、次の段をまた目指すこと。

シンボルを読む

期待に応えて伸びていく力

12度のキーワードは「資格」。
この度数の人は、大事な場面で、まわりの期待に自然と応えていける人です。
試されるときほど、君らしさがすっと表に出てきます。

魚座は、水のサインの柔軟宮。
水は場の空気を感じとる力、柔軟宮はその場に合わせて自分を変えていける力のことです。
だから、新しい場所に立ったとき、何が求められているかを肌で感じとれるんです。
11度で大きな理想に心を合わせた人が、12度では、その理想へ続く入口の前に立ちます。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

町の動物病院。
見習い期間の最後の日、院長は見習いの男性に、病院でいちばんこわがりな大きな犬を任せました。
それが、最後の試験でした。
彼は犬を診察台に呼ぶかわりに、床にすわって、犬が自分から近づいてくるのを待ちます。
しばらくして、犬は彼のひざに、そっと鼻先をのせました。
夕方、院長は彼に一本の鍵を手渡します。
「明日からは、奥の手術室にも入ってもらうよ」

試されたのは、腕前より、その場で何が求められているかを感じとる力。

この度数の人は、試される場面で、いちばん自分らしいやり方を自然に出せるんです。

試される場面は、次の扉

この度数の人にとって、試験や審査は、ただの関門ではありません。
次の世界への扉です。

新しい職場、はじめての役目、一段上の責任。
そういう場面がくるたびに、君は少しずつ大きくなっていきます。
緊張するのは、本気でのぞんでいるしるし。
その本気が、まわりの人に「任せてみよう」と思わせるんです。

自分をちゃんと認めてあげる

結果が気になる日も、あるものです。
うまくいかなかった日は、つい自分を小さく見積もって、すねたくなることもあるでしょう。

階段は、一段とばしでなくていいんです。
昨日できなかったことが、今日はできた。
その小さな変化に、「よくやったね」と声をかけてあげてください。
次の段への足どりは、そこからまた軽くなります。

ちょっとだけクセ

大事な日の前の晩、持ち物を三回くらい確かめ直している。
終わったあと、「あそこはもっとできた」と頭の中で反省会を開いてしまう。
反省会が長引くのは、それだけ本気で楽しんでいた証拠です。

入門した人たちが並んで、名前を呼ばれるのを待っている部屋。
呼ばれた人から、ひとり、またひとりと、奥の扉を開けていく。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋