魚座13度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A sword in a museum

博物館に飾られた剣。

大切にされてきた理想を、今の暮らしで生きていく誇り高き継承者

キーワード

「手本(EXAMPLE):みんなが大事にしている理想を、君が生きて見せる」

「誇り」「歴史」「模範」「勇気」「受け継ぐ力」「伝説」

目指す方向性

  • 受け継いできた大切なものを、今の暮らしで生かすこと。
  • 言葉より、ふるまいで思いを伝えること。
  • 誇りを胸に、目の前のことにまっすぐ向き合うこと。
  • 昔の知恵を、新しい時代に合う形にしていくこと。
  • 誰かが勇気を出すきっかけになる生き方をすること。

シンボルを読む

受け継いだ理想を生きる力

13度のキーワードは「手本」。
この度数の人は、長く大切にされてきた理想を、今の自分の暮らしで生きていける人です。
過去の輝きを、ガラスケースの中だけで終わらせません。

魚座は、水のサインの柔軟宮。
水は人の思いを受けとめる器、柔軟宮は受けとったものを今の形に合わせて変えていく力のことです。
昔の人の願いや誇りをそっと受けとって、今の暮らしに流しこめるんです。

こんな場面を思い浮かべてみてください。

雨の日の、静かな博物館。
学校の見学で来た男の子が、一本の剣の前で立ち止まります。
そばのカードには、「この剣は、弱い人を守るために一度だけ抜かれた」とありました。
その帰り道。
校門の前で、年下の子がからかわれていました。
男の子は少し迷ってから、その子のとなりに立って、「行こう」と手を引きました。

剣は、博物館の中で静かに光っているだけ。
でもその物語は、見た人の中で、ちゃんと続いていきます。

この度数の人は、受け継いだ理想を、自分の行動で見せることができるんです。

言葉よりふるまいで伝える

この度数の人は、説教をしなくても、人に伝わる人です。
毎日の小さなふるまいが、そのまま誰かの手本になっていきます。

約束を守る。
困っている人の前を素通りしない。
そういう当たり前を、当たり前に続けられる。
その姿を見て「自分もそうありたい」と思う人が、君のまわりには少しずつ増えていきます。

それは、誰かに見せるためにしていることではありません。
自分がそうありたいから、そうしているだけ。
だから君のふるまいには無理がなく、見ている人の心にすっと入っていくんです。
「あの人みたいになりたい」と言われて、いちばん驚くのは、たぶん君自身です。

誇りは、今日の中にある

歴史のあるものに触れると、背すじがのびます。
この度数の人は、その感覚を大事にしています。

誇りを大事にする人ほど、自分の小さな手柄を、ついドラマチックに語りたくなる夜もあるでしょう。
それも、まじめに生きてきた証拠です。
ただ、君の本当の輝きは、話の中より、今日のふるまいの中にあります。
黙っているときにこそ、君の誇りはいちばんよく伝わるんです。

ちょっとだけクセ

歴史のある建物に入ると、なぜか声が小さくなる。
偉人の伝記を読んだ翌朝だけ、いつもより早起きしている。
影響を受けやすいところも、まっすぐな君らしさです。

博物館のガラスの奥で、静かに光る一本の剣。
その刃には、長い年月の誇りが、今も静かに宿っています。

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