魚座15度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

An officer preparing to drill his men

将校が、部下の訓練の準備をしている。

ていねいな準備で、ありふれた毎日を冒険に変える頼れる指揮官

キーワード

「的確(PRECISENESS):ていねいな準備で、君はふつうの毎日を冒険に変えられる」

「準備力」「計画性」「まとめ役」「きちょうめんさ」「育てる力」「やりがい」

目指す方向性

  • 本番の前に、ていねいに準備を重ねること。
  • ありふれた作業にも、目的とワクワクを見つけること。
  • チームの一人ひとりが力を出せる段取りを組むこと。
  • 人を育てることを、自分のやりがいにすること。
  • 決めた計画を、状況に合わせて上手に直していくこと。

シンボルを読む

準備で毎日を冒険にする力

15度のキーワードは「的確」。
この度数の人は、準備にかけては一流です。
ていねいに段取りを組むことで、ふつうの一日を、手ごたえのある冒険に変えてしまいます。

魚座は、水のサインの柔軟宮。
水は人の気持ちを感じとる力、柔軟宮は状況に合わせて動きを変えられる力のことです。
だから、計画をきっちり立てながらも、相手の様子を見て、やり方をやわらかく変えられるんです。
15度は、魚座のちょうどまん中。
夢見がちに見られやすい魚座の中で、夢を現実に運ぶ手順が、いちばんはっきり育つところです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

郊外の、少年サッカーチームの練習場。
土曜の練習の前の晩、コーチの男の人が台所のテーブルでノートを広げています。
先週、パスが苦手だった子。
声が小さくて、呼ばれてもすぐ下を向いてしまう子。
一人ひとりの顔を思い浮かべながら、メニューを書きこんでいきます。
次の朝、いつもの練習なのに、子どもたちはなぜか目を輝かせていました。

同じ練習でも、準備しだいで、まるでちがう一日になる。

この度数の人は、段取りの力で、まわりの人のやる気まで引き出せるんです。

一人ひとりを見て育てる

この度数の人の準備は、ただの予定表ではありません。
そこには、いっしょに動く人たちへの思いやりが入っています。

誰が何を得意で、どこでつまずきやすいか。
それが見えているから、みんなが少しずつ伸びていける形をつくれるんです。
人が育っていくのを見ることが、君の大きなやりがいになっていきます。

決まりごとに、意味をふきこむ

毎日の仕事には、どうしても決まりきった作業があります。
言われたことをこなすだけになってくると、準備そのものが重たく感じる日もあるでしょう。

それは、目的を思い出すタイミングです。
「これは、誰の何のためだっけ?」と、一度だけ自分に聞いてください。
理由が見えたとたん、いつもの作業が、また君の冒険に戻ります。

ちょっとだけクセ

チームの予定表を、頼まれてもいないのに色分けまでして作ってしまう。
予定どおりに進むと、心の中で小さくガッツポーズしている。
段取りを考えている時間が、じつはいちばん楽しいんです。

訓練の朝、将校が部下たちの前に立つ。
手もとの紙には、一人ひとりの名前と、その日のメニューがびっしり書かれています。

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