魚座23度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

Spiritist phenomena

霊が起こすといわれる、不思議な現象。

見えない気配まで感じとって、暮らしを心地よく整える感性の名手

キーワード

「感度(SENSITIVITY):見えないものまで感じとる力を、君は暮らしに生かせる」

「直感」「霊感」「共感力」「気配を読む」「ひらめき」「感性」

目指す方向性

  • 「なんとなく」の感覚を、大事な情報として扱うこと。
  • 場の空気を感じとって、みんなが過ごしやすい形に整えること。
  • 自分に合う環境を、遠慮せずに選ぶこと。
  • 感じたことを、言葉にして人に伝えること。
  • 感じすぎて疲れた日は、ひとりの時間でリセットすること。

シンボルを読む

見えないものを感じとる力

23度のキーワードは「感度」。
この度数の人は、目に見えない気配まで、すっと感じとれる人です。
部屋に入った瞬間、「今日はなんだか空気が重いな」とわかってしまうんです。

魚座は、水のサインの柔軟宮。
水は目に見えない心の動きを感じとる力、柔軟宮はその感覚に合わせて動きを変える力です。
魚座の守護星、海王星は、境目をとかして見えないものとつながる天体。
この度数の人の感度の高さは、その海王星らしさそのものなんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

湖のほとりの館で開かれた、小さな音楽会。
雨の夜で、ろうそくの火がときどきゆらりと揺れます。
「この家、何かいるんじゃない?」とお客さんたちがささやきます。
ピアノの前に座った奏者は、しばらく目を閉じていました。
それから予定の曲をやめて、静かでやさしい曲から弾きはじめます。
ざわついていた部屋が、少しずつしんとなっていきました。
最後の一音が消えたとき、誰もが「ここにいてよかった」という顔をしていました。

奏者が聴きとったのは、部屋にいる人たちの心の音でした。

この度数の人は、その場に流れている気配を読んで、心地よい形に整えられるんです。

暮らしを自分に合わせて整える力

この度数の人は、感じとったことを、ちゃんと暮らしに生かせる人です。
照明の明るさ、椅子の位置、人と会う時間帯。
朝の光が入る席、落ち着く音楽、心がほどける香り。
「こうしたら楽」がわかるから、自分の毎日を過ごしやすく組み立てられるんです。

感覚は、ふわふわしたものではありません。
君にとっては、とても実用的な道具なんです。

感じすぎる日のために

感度が高いぶん、いろんな人の気持ちをもらってしまって、自分の考えがどれだかわからなくなることもあります。
ひとりになれる場所へ行って、深呼吸を三回。
まわりの気配が静まると、自分の声がまたちゃんと聞こえてきます。

ちょっとだけクセ

初めて入ったお店でも、「ここ、なんか好き」「ここはちょっと苦手」が一瞬で決まる。
人の「だいじょうぶ」がだいじょうぶじゃないときにだけ、なぜかわかってしまう。
感じとる力が、ふだんの暮らしでもこっそり働いている証拠です。

目に見えない何かが、そっと部屋の空気を揺らす夜。
その気配に最初に気づくのは、いつも君です。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋