場面
A fertile garden under the full moon
満月に照らされた、実り豊かな庭。
たくさんの実りを受けとって誠実に生かす、心豊かな恵みの担い手
キーワード
「極み(ULTIMACY):満ち足りた豊かさを、君はまっすぐな心で味わえる」
「収穫」「足るを知る」「誠実さ」「満足」「豊かさ」「ゆとり」
目指す方向性
- 受けとった豊かさを、遠慮せずに喜ぶこと。
- 「もう足りている」を、自分の目で確かめること。
- 必要な分だけ受けとって、残りは次の機会にゆずること。
- 手にしたものを、自分の信じるやり方で使うこと。
- ゆとりのある時間を、暮らしの中にちゃんと残すこと。
シンボルを読む
豊かさを受けとる力
28度のキーワードは「極み」。
この度数の人は、たくさんの実りを受けとって、それを心から味わえる人です。
豊かさを前にしても、うしろめたく思わずに「ありがとう」と受けとれるんです。
魚座は、水のサインの柔軟宮。
水は満たされる感覚、柔軟宮は受けとったものをまわりへ流していく力です。
だから、この度数の豊かさは、自分のところで止まらずに広がっていきます。
満月は、月がいちばん満ちたとき。
この度数には、その「満ちきった」感覚が、そのまま流れています。
満月の夜の、ある庭の話です。
町はずれの果樹園。
満月の夜、りんごの枝はたわわにしなり、足もとには洋なしがいくつも落ちています。
持ち主の女の人は、かごを一つだけ持って庭に出ました。
いっしょに来た息子が、「もっと採らないの?」と聞きます。
彼女はいちばん熟れた実を三つ選んで、かごに入れました。
「今夜のパイには、これでじゅうぶん。残りは、明日の朝もここで待っていてくれるから」
月明かりの下、二人はゆっくり家へもどっていきました。
いくらでも手にできるときに、ちょうどいい分だけを選べる。
この度数の人は、満ち足りた豊かさを、まっすぐな心で味わえるんです。
足るを知る豊かさ
「もっと、もっと」ではなく、「もう、じゅうぶん」。
この度数の人は、満ち足りる感覚を、ちゃんと自分の中に持っています。
だから、ものが増えても心がぶれない。
豊かさを、誠実に使えるんです。
おなかがいっぱいでも、好きなお菓子をひと口だけ、ゆっくり味わえる。
そういう「ちょうどいい」を知っている人は、豊かさにふりまわされません。
満ち足りた心で選んだものは、使うときにも、まっすぐな気持ちで使えるんです。
足りているとわかっている人は、人のものをうらやんで疲れることが、あまりありません。
そのぶん、目の前の一皿や、窓から入る夜風を、たっぷり味わえる。
君のゆとりは、そばにいる人の肩の力まで、ふっと抜いてくれます。
実りを分けるゆとり
うまくいっているときほど、手に入れたものの話を、ついしたくなる日もあります。
自慢したくなったら、それは「分けどき」のしるし。
話すより手渡したほうが、豊かさはずっと長く残ります。
ちょっとだけクセ
ビュッフェでは、好きなものを少しずつだけ取って、もう大満足している。
「あと一個買うと割引ですよ」と言われても、いらなければにこにこ断れる。
自分の「ちょうどいい」が、体でわかっているからです。
満月の光を浴びて、実りでいっぱいになった庭。
枝に残った実も、明日の朝の光を静かに待っています。