魚座5度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A church bazaar

教会のバザー(寄付を集めるための手作り市)。

人の幸せを願う気持ちを集めて、みんなで形にする善意のプロデューサー

キーワード

「恩恵(BENEFIT):人の幸せを願う気持ちを、君はみんなで形にできる」

「助け合い」「思いやり」「手作り」「地域」「分かち合い」「善意」

目指す方向性

  • 困っている人の話を聞いたら、自分にできることを考えること。
  • 一人でがんばるより、仲間を集めて動くこと。
  • 地域の活動、ボランティア、寄付の場に、気軽に顔を出すこと。
  • 手作りのもの、手間をかけたものの価値を、人に伝えること。
  • 身内の輪の外にいる人にも、声をかけること。

シンボルを読む

みんなの善意を集める力

5度のキーワードは「恩恵」。
この度数の人は、人の幸せを願う気持ちを集めて、みんなで形にする力を持っています。
一人ひとりの小さな「何かしたい」を、大きな助けに変えられるんです。

魚座は、水のサインの柔軟宮。
水は人の痛みを自分のことのように感じる思いやり、柔軟宮は人と人のあいだを行き来するやわらかさのことです。
魚座を守る星は、海王星と木星。
海王星は祈りや思いやりの星、木星は恵みを広げる星。
その二つが重なって、「誰かのために」が自然に動き出す度数です。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

石造りの教会の中庭。
屋根の修理のお金を集めるために、秋のバザーが開かれることになりました。
でも、係になった女性は、手芸も料理も得意ではありません。
そこで彼女は、近所の人たちに声をかけて回りました。
引退した大工さんは小鳥の巣箱を、学生たちは古本を、花が好きな夫婦は鉢植えを持ってきました。
当日の中庭は、誰かの「得意」でいっぱいになりました。
夕方、集まったお金の箱をのぞいて、みんなで拍手をしたそうです。

自分ができないことは、できる人に任せればいい。
この度数の人は、みんなの「得意」を持ち寄る場をつくれるんです。

手作りのぬくもりを分かち合う力

この度数の人は、手間をかけたものの価値がわかる人です。
値段では測れないぬくもりを、ちゃんと感じとれる。

誰かが時間をかけて作ったもの。
その裏にある思いを想像できるから、君は「ありがとう」を心から言えるんです。
その言葉が、また次の善意を呼んでいきます。

地域を温める思いやり

この度数の人は、地域や仲間の輪を温める力を持っています。
君がいると、「ここにいていいんだ」と思える人が増えていく。

仲がよくなるほど、いつもの顔ぶれだけで満足してしまうこともあります。
新しい人が輪の外で立っていたら、声をかけるのは君の役目。
その一声で、輪はもっと大きく、温かくなっていくんです。

ちょっとだけクセ

募金箱を見かけると、つい財布の小銭を全部入れてしまう。
手作りの品をもらうと、もったいなくて何年も箱にしまったまま。
人の思いを大事にしすぎる、やさしいくせです。

手作りの品がならぶ、教会のバザー。
品物が売れるたびに、誰かの幸せが少しずつ増えていく午後です。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋