射手座1度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A Grand Army of the Republic campfire

昔いっしょに戦った仲間たちが、たき火を囲んで集まっている(グランド・アーミー=アメリカ南北戦争の北軍の元兵士の会)。

仲間との絆を力に変えていく、義理堅い語り部

キーワード

「追憶(REMINISCENCE):長く続くつながりを大事にするほど、君の力は育っていく」

「絆」「仲間」「思い出」「義理堅さ」「語り継ぐ」「長いつきあい」

目指す方向性

  • 昔からの友だちとの約束を、忙しくても後回しにしないこと。
  • いっしょに乗りこえた経験を、次の挑戦の自信にすること。
  • 仲間を集め、つながりを育てる役割を仕事にも生かすこと。
  • 大事な出来事や人の話を、言葉にして次の人へ語り継ぐこと。
  • 思い出を大切にしながら、新しい仲間にも扉をひらいておくこと。

シンボルを読む

長いつきあいを力に変える絆

1度のキーワードは「追憶」。
この度数の人は、長く続く人とのつながりを、自分の力に変えていける人です。
久しぶりに会っても、昨日の続きのように話せる友だちがいる。
それが、君のいちばんの財産なんです。

射手座は、火のサインの柔軟宮。
火は理想や情熱、柔軟宮は状況に合わせて自由に形を変える力のことです。
守護星の木星は、広げること、大きく育てることを受け持つ星。
そして1度は、射手座の入り口です。
蠍座で深く結んだ人との縁を、広い世界へ持って出る最初の度数なんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

丘の上の古い農場。
毎年秋になると、昔同じ部隊にいた男たちがここに集まります。
髪は白くなり、歩くのがゆっくりになった人もいる。
それでも、たき火に火が入ると、誰かが若いころの失敗談を話しはじめて、みんなが同じところで笑いだします。
帰りぎわ、ついてきていた孫の少年が言いました。
「その話、ぼくが覚えておくよ」

炎を囲んで笑うあの男たちと同じように、この度数の人は、分かちあった時間を、ずっと温かいまま持ち続けられるんです。

義理堅さが呼ぶ信頼

この度数の人は、義理堅い人です。
一度結んだ縁を、自分からは切りません。

射手座は、自由を好む星座。
でも射手座の自由は、帰る場所があるからこそ、思いきり遠くへ行けるという自由なんですよね。

だから、仲間の頼みはなかなか断れない。
「律儀すぎるよ」と言われても、それでいいんです。
その律儀さが、困ったときに手を貸してくれる人の数になって、君に返ってきます。

思い出を未来へ語り継ぐ力

この度数の人は、語り継ぐ力を持っています。
昔の出来事を、今の人にも伝わる言葉で話せるんです。

ただ、なつかしい話が楽しすぎて、今日やることが手につかない夜もあるはず。
そういうときは、思い出話の最後に「で、次は何する?」と一言そえるだけで大丈夫。
過去の話は、次の計画を立てるための火種になります。

語られた思い出は、聞いた人の中で新しい勇気になる。
この度数の人は、仲間の物語を、未来へ手わたしていけるんです。

ちょっとだけクセ

同窓会の幹事を、なぜか毎回引き受けている。
スマホの写真フォルダが、昔の仲間との写真でいっぱい。
思い出の数だけ、君は人に大事にされてきたんですね。

昔の仲間たちが輪になって囲む、夜のたき火。
はぜた火の粉が、星空へのぼっていきます。

自分の星がどの度数にあるか見てみる → ホロスコープの部屋