場面
An old owl up in a tree
木の上にとまっている、年老いたフクロウ。
ふだんどおりの落ち着きで場を支える、知恵のある相談役
キーワード
「平常(NORMALITY):ふだんどおりの落ち着きが、君のいちばんの知恵になる」
「知恵」「落ち着き」「見守る力」「節度」「観察眼」「ぶれなさ」
目指す方向性
- 忙しい日ほど、いつもの習慣を守ること。
- 口を出す前に、まずよく見て、よく聞くこと。
- 相談を受ける仕事や、全体を見守る役割を引き受けること。
- 知っていることより、まだ知らないことに目を向け続けること。
- 夜の静かな時間を、考えをまとめる時間にすること。
シンボルを読む
ふだんどおりでいられる知恵
5度のキーワードは「平常」。
この度数の人は、何が起きても、ふだんどおりの自分でいられる人です。
その落ち着きこそが、君のいちばんの知恵なんです。
射手座は、火と柔軟宮の組み合わせ。
燃えやすく、動きやすい星座です。
その射手座の中で、この度数はあえて止まり、じっくり見る力を持っています。
守護星の木星は、知恵や学びの星でもあります。
その知恵が、静かな形で出てきたのが、この5度です。
このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。
田舎町の、小さな駅。
大雪で、列車が何時間も止まってしまいました。
待合室には、いらだつ人や、泣きだしそうな子どもがいます。
年配の駅長は、いつもと同じ声で、いつもと同じように案内を続けました。
ストーブに薪を足し、温かいお茶を配り、時刻表の裏に乗りかえの道順を書いて手わたす。
夜おそく列車が動きだしたとき、客たちは口々に駅長にお礼を言っていました。
特別なことをしなくても、いつもどおりでいることが、まわりの支えになる。
この度数の人は、その落ち着きで、場を守れるんです。
よく見てから動く観察眼
この度数の人は、観察眼を持っています。
話に飛びつく前に、まず全体を見わたす。
だから、人が見落としているところに気づけるんです。
木の上のフクロウは、夜の森をじっと見ています。
あわてて飛び立たないから、本当に大事なものを見のがさない。
「おとなしいね」と言われることもあるでしょう。
でも君は、黙っているあいだに、ちゃんと考えている。
いざ口をひらいたときのひと言に、重みがあるんです。
見守る力と節度
この度数の人は、ほどよい距離で人を見守れます。
口を出しすぎず、放っておきすぎない。
その節度が、相談役としての信頼につながります。
ただ、知っていることが増えるほど、「もうわかってる」と思いやすくなるもの。
そう感じたら、自分より若い人の話を、最後までじっくり聞いてみる。
知らなかったことが出てくるたびに、君の知恵はまた深くなります。
ちょっとだけクセ
友だちの恋愛話は、本人より先に結末が見えている。
夜になると頭がさえて、ついいろいろ考えこんでしまう。
それも、君が物事をよく見ている証拠ですよ。
木の上から、夜の森を静かに見わたす年老いたフクロウ。