牡牛座14度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

Shellfish groping and children playing

波打ちぎわで貝がゆっくり動き、そばで子どもたちが遊んでいる。

自分のペースで確実に育っていく、生命力あふれるマイペースの天才

キーワード

「出現(EMERGENCE):自分のペースで生き続けることで、君はちゃんと姿をあらわす」

「マイペース」「生命力」「素朴さ」「遊び心」「自然体」「成長」

目指す方向性

  • 人と比べず、自分のペースで進むこと。
  • 今やっていることに集中して、じっくり形にすること。
  • 素朴な楽しみを、毎日の中でいくつも見つけること。
  • 自然体のまま、少しずつ成長していく自分を信じること。
  • 時間をかけて育った力を、堂々と表に出すこと。

シンボルを読む

自分のペースで育ち続ける生命力

14度のキーワードは「出現」。
この度数の人は、自分のペースを守りながら、確実に育っていく人です。
まわりが急いでいても、あわてない。
その落ち着きの中で、君の力はじわじわと大きくなっていきます。

牡牛座は、地のサインの固定宮。
地は大地にしっかり根を張ること、固定宮は自分のリズムをくずさない強さのことです。
人の速さに合わせなくても、ちゃんと前に進めるのは、そのためです。

こんな物語を思い浮かべてみてください。

夏の終わりの、小さな入り江。
引き潮の浜では、子どもたちが砂の城をつくって走りまわっています。
そのすぐそばの浅い水の中を、小さな巻き貝がゆっくり進んでいく。
波がきても、子どもが走ってきても、その速さは変わりません。
夕方、子どもたちが帰るころ、巻き貝は岩かげの自分のすみかにたどり着いていました。

にぎやかな浜のまん中で、自分の速さで進み続けた巻き貝のように。
この度数の人は、どんな場所でも、自分のペースで生き続けることができるんです。

素朴な楽しみを知っている

この度数の人は、素朴な楽しみを見つけるのが上手です。
ほしたての布団のにおい、はだしで歩く芝生、夕方の風。
牡牛座は五感の星座なので、そういう小さな気持ちよさを、体ぜんぶで味わえます。

子どもたちが砂で遊ぶように、君の中にも、ずっと遊び心が残っています。
ぜいたくなものがなくても、楽しめる。
その自然体が、まわりの人の肩の力まで抜いてくれるんです。

仕事でも、君の強さは続ける力にあります。
派手なスタートダッシュより、何年も同じ調子で積み重ねていくこと。
気づけば、まわりが追いつけないところまで来ている人です。

ひとつに集中できる力

この度数の人は、今いちばん大事なことに、ぐっと集中できる人です。
時間をかけて育ったものは、ある日ふいに姿をあらわします。
「いつのまにこんなに」と、まわりが驚くほどに。

浜辺には、きれいな石、流れてきたガラス、遠くの船と、気になるものがたくさんあります。
あれこれ目移りして気持ちが散らばってきたら、巻き貝の歩みを思い出してください。
今いちばん大事なことだけに、そっと目をもどす。
それだけで、気持ちはまたまとまってきます。
それが、14度の人の成長のしかたです。

ちょっとだけクセ

みんなが走って渡る横断歩道でも、ひとりだけ歩いて渡っている。
休日の予定は「特になし」が、いちばんうれしい。
そのゆったりさが、君の生命力を守っているんです。

波打ちぎわをゆっくり進む貝と、そばで遊ぶ子どもたちの声。
君がいま、自分のペースで進めていることは何ですか?

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