場面
An old man attempting vainly to reveal the Mysteries
年老いた男の人が、奥深い秘密を伝えようとしているが、なかなか伝わらない。
大事な思いをあきらめずに伝え続ける、粘り強い語り部
キーワード
「粘り(PERTINACITY):大事な見方を、君はあきらめずに伝え続ける」
「信念」「継続」「伝えたい思い」「奥深さ」「根気」「探究心」
目指す方向性
- 大事だと思うことを、あきらめずに伝え続けること。
- 深く考えたことを、わかりやすい言葉にしていくこと。
- すぐに伝わらなくても、自分の見方を信じること。
- 理想を、毎日の暮らしや仕事の中で形にすること。
- 知恵を、次の世代へ手渡していくこと。
シンボルを読む
伝わるまで伝え続ける信念
16度のキーワードは「粘り」。
この度数の人は、大事だと思うことを、何度でも伝え続けられる人です。
すぐにわかってもらえなくても、あきらめない。
その根気が、やがて人の心を動かします。
牡牛座は、地のサインの固定宮。
地は大切なものを形にするまで手放さない力、固定宮は一度決めた考えを長く守り続ける力のことです。
信じたものを、簡単には投げださないんです。
そして16度は、その力を、人に手渡そうとしはじめる度数です。
このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。
山あいの村の、古い図書館。
白いひげのおじいさんが、若者たちに星の動きの話をしています。
黒板に図を描いて、身ぶり手ぶりで、何度も説明する。
でも若者たちは、首をかしげるばかり。
それでもおじいさんは、次の週も、その次の週も同じ席に座りました。
何年かたったある晩、若者のひとりが夜空を見上げて、「あ、こういうことか」とつぶやきました。
おじいさんが続けた時間は、若者の中でちゃんと芽を出していた。
この度数の人は、すぐには見えない実りのために、伝え続けることができるんです。
奥深いものを探る心
この度数の人は、物事の奥にあるものに惹かれます。
表面の答えで満足せず、「なぜそうなるのか」まで知りたい。
本を読んだり、人に話を聞いたり、自分で試したり。
その探究心で、君の中には深い知恵がたまっていきます。
牡牛座らしいのは、その知恵を頭の中だけにしまっておかないところ。
手でふれて、体で確かめて、自分の言葉にしていく。
だから君の話には、重みがあるんです。
仕事でも、この度数の人は「長く続く考え方」を大事にします。
流行りのやり方にすぐ飛びつくより、何年たっても通用するものを選ぶ。
その目があるから、君のまわりには、君の言葉を信じてついてくる人が少しずつ増えていきます。
わかってもらえないとき、もどかしくなるのは当然です。
それだけ、伝えたいものが大事だということ。
その思いの強さは、君が信じているものの深さそのものです。
理想を暮らしにおろす力
この度数の人は、大きな理想を、身近な言葉に置きかえられる人です。
今日の食卓で、職場で、友だちとの会話で。
身近な例にしたとたん、ずっと伝わらなかったことが、すっと相手に届きます。
深く考えるほど、足元の暮らしが後回しになりがちなのは、ご愛嬌。
理想の話に夢中になって、目の前の人を置いてきぼりにしそうになったら、小さな場面を思い浮かべてみてください。
理想と、暮らし。
その二つをつなげられたとき、君の粘りは、確かな実りに変わっていきます。
ちょっとだけクセ
好きなテーマの話になると、図や例をどんどん足して、説明が止まらない。
一度気になった疑問は、何年たっても忘れていない。
その粘り強さこそ、君の宝物です。
奥深い秘密を、あきらめずに語り続ける年老いた男の人。
その言葉は、いつか誰かの胸の中で、ふっと形になります。