牡牛座22度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

White dove over troubled waters

荒れた水の上を飛ぶ、白いハト。

もつれた事情をほどいて、まわりに安心を取り戻す平和の案内人

キーワード

「導き(GUIDANCE):全体を見わたして、君はもつれた事情をほどいていける」

「平和」「祈り」「なだめる力」「見通し」「落ち着き」「救い」

目指す方向性

  • もめごとの真ん中でも、まず自分が落ち着くこと。
  • 目の前の言い合いより、全体の流れを見ること。
  • ぶつかっている人たちの、共通の願いを見つけること。
  • ざわついた場所に、ほっとする空気を運ぶこと。
  • 「この先はこうなっていく」という見通しを、人に示すこと。

シンボルを読む

もつれをほどく力

22度のキーワードは「導き」。
この度数の人は、ごちゃごちゃにもつれた事情を、落ち着いてほどいていける人です。
みんながあわてているときほど、君の頭はすっと静かになるんです。

牡牛座は、地のサインの固定宮。
地はどっしりした落ち着き、固定宮はゆれても元の場所に戻ってくる力のことです。
まわりがどんなにざわついても、足もとがぐらつきません。

この度数の目は、足もとだけでなく、もっと広い景色まで見わたしています。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

港町の小さなレストラン。
閉店後の厨房で、シェフと若い料理人たちが言い合いになっていました。
新しいメニューをめぐって、声はどんどん大きくなる。
そのとき、ホール係の女性が、あたたかいスープを人数分よそって出しました。
「みんな、このお店をよくしたいんだよね」
湯気の向こうでひとりが笑い、話し合いはそこから前に進みはじめました。

彼女が見ていたのは、言い合いの中身ではなく、「みんな同じ方向を見ている」という全体でした。
この度数の人は、その見わたす目で、場を落ち着かせることができるんです。

見通しを示す力

荒れた水の上を飛ぶハトには、水面の流れも、遠くの岸も見えています。
この度数の人も、目の前のトラブルに飲みこまれず、少し高いところから先を見通せます。

だから、「今はこうだけど、こうなっていくよ」と話せる。
その一言で、まわりの人はほっと息をつけるんです。

考えごとが広がりすぎて、頭がぼんやりしてしまう日もあるかもしれません。
紙に「今、決めること」を一行だけ書けば、ぼんやりしていた景色に、また道が見えてきます。

安心を運ぶ存在

この度数の人は、いるだけで場の空気がやわらぐ人です。
声を荒らげなくても、君のおだやかさがまわりに伝わっていきます。

もめごとの仲立ち、相談の聞き役、チームのまとめ役。
人と人のあいだに立つ仕事で、君の力は大きく育ちます。

争うより、みんなで笑っていたい。それが君の自然な気持ちです。
その願いが、まわりに小さな平和をつくっていくんです。

ちょっとだけクセ

誰かがもめはじめると、なぜか自分がお茶をいれに立っている。
ケンカの話を聞くと、両方の言い分がわかってしまって困る。
みんなの味方でいたい、君のやさしさです。

荒れた水の上を、まっすぐ飛んでいく白いハト。
君の落ち着きも、まわりの人をほっとさせていきます。

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