牡牛座6度

場面とキーワード:Marc Edmund Jones『The Sabian Symbols in Astrology』(1953)。一部の場面は、原典の古い呼び方を今の言葉に言い換えています。訳と読みはオトマジカラボのオリジナル。

場面

A bridge being built across a gorge

深い谷に、橋がかけられていく。

自分の力を形にする道を着実につくる、頼れる現場のビルダー

キーワード

「橋渡し(CHANNELSHIP):君の力には、ちゃんと形になる通り道がある」

「実行力」「建設」「つなぐ力」「着実さ」「現実感覚」「開通」

目指す方向性

  • やりたいことを、明日からできる手順に分けて書き出すこと。
  • 近道に見える話より、確かな道を選ぶこと。
  • 建設、ものづくり、仕組みづくりなど、形に残る仕事を選ぶこと。
  • 人と人、人と場所をつなぐ役割を、仕事の強みにすること。
  • 毎日の家事や雑用も、土台づくりとして楽しむこと。

シンボルを読む

力を形にする実行力

6度のキーワードは「橋渡し」。
この度数の人は、自分の中にある力を、ちゃんと形になる道へ流していける実行力を持っています。
思いつきで終わらせず、現実の手順に落としこめる人なんです。

牡牛座は、地のサインの固定宮。
地は形にする力、固定宮はそれを最後までやり遂げる粘りのことです。
5度で向きを整えた人が、6度では、向こう岸へ渡るための道をつくりはじめます。
つまりは、願いと現実のあいだに、通り道をかける度数なんです。

このシンボルからは、こんな物語が浮かびます。

深い谷をはさんだ、ふたつの村。
向こうの村へ行くには、山を大きく回って、まる一日かかりました。
ある年、石工の親方と若い弟子たちが、谷に橋をかけることになります。
毎朝、石を運び、測って、積んでいく。
何度も季節がめぐりました。
最後の石がはまった日、両方の村の子どもたちが、橋のまん中で手をつなぎました。
いまでは、野菜も手紙も、昼前には向こうの村へ届くそうです。

一日に積める石はわずかでも、やがてふたつの村がつながった。
この度数の人は、まっすぐな積み重ねで、自分の力の通り道をつくれるんです。

まっすぐで実際的な手つき

この度数の人は、現実感覚にすぐれています。
何が必要で、どの順番で進めればいいか。
それを、手でさわるように分かっているんです。

地のサインは、机の上のアイデアより、実際に動くものを信じる星座。
この度数の人も、「で、明日なにをする?」から考えられる人です。
そのまっすぐさが、まわりの人に安心感を与えます。

疲れてくると、楽な近道がやけに光って見えるもの。
近道に心がひかれたら、今日の石を一個だけ積むつもりで動いてみてください。
地道な一歩のほうが、結局いちばん早く向こう岸へ着くんです。

人と場所をつなぐ力

この度数の人は、つなぐ力の持ち主でもあります。
知り合い同士を紹介したり、ばらばらな話をまとめたり。
君が間に入ると、なぜか物事が通じはじめるんです。

橋は、人やものが行き来するための通り道。
この度数の人も、自分の力を、誰かの役に立つ形に流すことで、いちばん輝きます。
自分が前に出るより、みんなが渡れる道をつくるほうが、うれしい人なんです。

開通した道は、つくった人がいなくなっても、ずっと使われ続けます。
この度数の人が築いたものは、長く残る土台になっていくんです。

ちょっとだけクセ

旅行のときは、乗りかえの時間まで表にしないと落ち着かない。
友だちの話を聞くと、「それなら、あの人に聞くといいよ」とすぐ紹介したくなる。
道をつなぐのが、君の得意なことなんです。

深い谷に、一段ずつ石を積んで橋をかけている君。
その橋は、誰かの向こう岸へちゃんとつながっていますよ。

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